学歴・職歴等
【学歴】1979年生まれです。東京福祉大学福祉学部国際心理専攻を卒業し、社会福祉主事と認定心理士の資格を取得しました。また、厚生労働省指定の専門学校を卒業し、同年に精神保健福祉士の資格を取得しています。その後、放送大学院選科生にて、科目に専念中に公認心理師を取得しました。
【職歴】
精神科単科病院で医療相談室(地域連携室)および作業療法室で働いた経験を持ち、その後は生活支援センターで計画相談事業や退院促進事業、グループワークなどに携わりました。さらに、区役所で生活支援課(生活保護)や子ども家庭支援課にて勤務しました。直近ではEAPセンターでコンタクトセンターと面談ルームの業務を兼任し、現在は株式会社トウカセカイを創業し、オンラインカウンセリングや電話継続カウンセリングを提供しています。
社会経験・人生経験
人生には、良いことも悪いことも含まれるものです。幼い頃、小柄だったため友人たちから些細な理由でいじめられた経験がありました。連れ子の方と結婚しましたが、5年後に配偶者が浮気し家に戻らないという出来事が起こり、父子家庭となりました。その際、体重が45㎏まで減少し、1年間は心身ともに不調をきたしました。しかし、離婚から5年後、体重が62㎏に戻り、元気を取り戻し、今では周囲から天真爛漫だと言われるほどです。
また、過去にはパワハラを受け、休職や退職のメリット・デメリットを学びました。
私が現在の人生を歩むきっかけとなったのは、病院で出会ったソーシャルワーカーの影響です。その後、多くな著名な先生方の影響を受けて現在に至っています。
さらに、私はEAPセンターでコンタクトセンター業務を担当し、対面カウンセリング以外にも、年に1500件以上の相談を受ける機会を持ちました。この経験を通じて、多様な相談内容に対応し、問題解決に向けた適切なサポートを提供してきました。これにより、より広い視野で相談業務を学び、実践的なスキルを養うことができました。
自己PR
私の原点は「漫画家になりたい」という夢でした。
学生時代には出版社への持ち込み投稿や、小説家の先生方の創作サークルにも参加しており、大学院受験の際には「アニメ」を研究テーマとして選びました。
しかし、第一種・第二種ともに大学院入試には何度も挑戦し、結果としては合格には至りませんでした。それでも学ぶことを諦めきれず、選科生として臨床心理の講義を受け、必要な単位を取得しました。
当時、予備校の講師からはこう言われたことがあります。
「大学とは違い、テストが0点でも教授が“私が面倒を見る”と言えば合格できる。だからこそ、日頃の姿勢や人との関係性も問われる世界なんだ」と。
さらに、職場の医師からは、次のような言葉をいただきました。
「狭き門に挑むには、“幸運” “コミュニケーション力” “天才”のいずれかを持っていなければ、例え秀才が1万人その橋の前に立っても渡ることはできない。
でも、木下君は努力してその橋の前には立てている。誰が選ばれてもおかしくない。
けれど、本当に必要なのは“行動”なんだよ。」
この言葉は、今も私の心の中に深く刻まれています。
振り返ってみると、当時の私は「行動を変える勇気」が足りなかったのかもしれません。
それでも今、私はカウンセリング事業を続けながら、非常勤・アルバイト(深夜)とも両立し、自分なりの方法で前へ進んでいます。
さまざまな経験を経てわかったのは、たとえ似たような境遇を体験していても、「わかる」と言い切ることはできない、ということです。
けれど、その体験があるからこそ、「共感する力」は確実に深まったと感じています。
そして今では、「わかろうとする姿勢」や「寄り添おうとする気持ち」こそが、人に安心感を届けるのだと思うようになりました。
そのような中で、以前から読んでいたデール・カーネギーの著書――
『人を動かす』や『道は開ける』といった実用的かつ人間味ある考え方に触れたことで、私は「人の心の動き」や「言葉の力」に強い関心を持つようになりました。
その延長線上で出会ったのが、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』でした。
この本を読んだとき、「思考」と「行動」、そして「信念を持つこと」の大切さに深く心を打たれ、心理学の知見とあわせて、多くの方にこの学びを届けていきたいという想いが芽生えました。
私自身が大切にしているカウンセリングや心理療法、臨床心理学の手技・手法も活かしながら、YouTubeという新しい表現の場で、動画制作の技術を学び、自分自身の変化と発信に挑戦していきます。
「夢」は変わっても、「表現したい」という情熱は変わりません。
これからも、人の心に寄り添いながら、言葉と想いで誰かの背中をそっと押せる存在でありたいと願っています。